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Setouchi Satoumi Project

「香川大学生プロデュース講座~海の中の小さな敵 マイクロプラスチックの行方を追え!~」を開催しました!

  • 日時 令和8年1月24日(土)10:30~12:00
  • 会場 香川大学幸町キャンパス研究交流棟6階第1講義室(高松市幸町)
  • 講師 香川大学生(「里海から地域の暮らしを考える」受講メンバー)

実施内容

 1月24日(土)、香川大学幸町キャンパス研究交流棟にて、「香川大学生プロデュース講座」を開催し、大人と子ども合わせて12名が受講しました。本講座は、里海について学んでいる香川大学の学生が企画・運営を行い、マイクロプラスチックの観察装置づくりや観察を通じて、海ごみ問題について学びました。

〈アイスブレイク〉海にまつわるクイズ大会

 はじめに、アイスブレイクとして海に関する3択クイズを行いました。「地球の表面積に占める海の割合」や「ヤドカリが貝殻を背負う理由」などが出題され、大人も子どもも楽しみながら海への興味を深めていました。その後、海の生き物と海ごみの関係について説明があり、タコが飲料用プラスチック容器を住みかにする例や、ウミガメが海ごみをクラゲと誤認して食べてしまう事例などの紹介がありました。

〈講義〉海の中の小さな敵「マイクロプラスチック」

 続いて、「海の中の小さな敵マイクロプラスチックの行方を追え!」と題した講義が行われました。瀬戸内海のごみはどこから来てどこへ流れていくのか、なぜプラスチックごみが問題なのか、マイクロプラスチックとは何か、そして人との関わりについて、絵や写真を交えて分かりやすく解説がありました。

〈実験〉マイクロプラスチックを観察!

 マイクロプラスチックの観察には「ろ過」「有機物の分解」「比重分離」の工程を経て、顕微鏡で観察する手法などがありますが、今回は誰でも簡単に観察できる装置を自作し、使用しました。観察装置は、染色したマイクロプラスチックを含む砂に光を当てて上から観察する構造です。受講者は学生のレクチャーを受けながら空き箱を組み立て、7種類の色に変えることができるLEDライトを取り付けて装置を完成させました。染色液に漬けた海岸の砂をエタノールで洗浄すると、プラスチックにのみ染料が残ります。そこに緑色の光を当て、赤色フィルム越しに観察すると、マイクロプラスチックは赤く光るので砂と見分けることができます。
 まず、「緑色の光×赤色フィルム×赤い蛍光染料」という条件が観察に適しているのかを確かめる比較実験を行いました。赤・緑色のフィルムと青・黄・橙・桃色の蛍光マーカーを使い、どの組み合わせが光って見えやすいかを調べたところ、赤に近い桃色の蛍光マーカーは緑色の光と赤色フィルムの組み合わせのときによく光って見えるという結果になりました。
 その後、実際に海岸の砂を観察し、赤く見える小さな粒がマイクロプラスチックであることを確認しました。観察を通して、受講者からは、その小ささに驚く声も聞かれました。

〈まとめと振り返り〉

 最後に、実験で使用した観察装置をシールでデコレーションし、受講者が感想を発表しました。「マイクロプラスチックを探すのが楽しかった」「砂によってはマイクロプラスチックが少ないものもあったが、少ない方がよいと気づいた」などの感想が聞かれました。観察を通して、海ごみ問題への理解が深まり、日常生活を見直すきっかけとなる講座となりました。

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